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RDSの概要
RDSはAmazon Relational Database Serviceの略。オンプレミスで使われているデータベースエンジンをそのまま簡単に使うことができる。使用できるデータベースエンジンは以下。
- Amazon Aurora
- MySQL
- PostgreSQL
- MariaDB
- Oracle
- Microsoft SQL Server
RDSとEC2の違い
- オンプレミスでデータベースサーバーを構築する場合、電源、空調、ネットワーク回線、ラックスペースの確保、ラッキング、物理のサーバー管理、OSのインストール、そして、データベースの管理をすべて行う必要がある。
- EC2でデータベースサーバーを構築する場合、物理要素やハードウェアとOSのインストールまでは、AWSに任せることができるが、OSのモジュールに脆弱性が見つかった場合はパッチの適用が必要。また、データベースのインストール、マイナーバージョンのバージョンアップ、バックアップ、複数のアベイラビリティゾーンをまたいだ高可用性の確保、スペック変更時のデータベースソフトウェアの調整・設定などは行う必要がある。
- 一方、RDSでデータベースエンジンを使用すると、上記管理タスクは不要となる。主に「メンテナンス」「バックアップ」「高可用性」の管理タスクから開放される。RDSを使うことでインフラ管理から開放され、本来やるべき開発に注力できる。
メンテナンス
- RDSを使用すると、OSがコントロール対象から外れ、OSを選択する必要も設定する必要もなくなる。
- OS、データベースエンジンのメンテナンスをAWSに任せることができる。
バックアップ
- RDSでは、デフォルトで7日間の自動バックアップが適用されている。
- バックアップの期間は0〜35日間まで設定でき、指定した時間にバックアップデータが作成される。
- 35日を越えてバックアップデータを保持しておく必要がある場合は、手動のスナップショットを作成できる。
- 自動バックアップも手動スナップショットもRDSのスナップショットインターフェースからアクセスできるが、実体はS3の機能を利用して保存されているためRDSのバックアップデータの耐久性はイレブンナイン(99.999999999%)と言える。
ポイントタイムリカバリー
自動バックアップを設定している期間内であれば、秒数までを指定して特定のインスタンスを復元できる。過去直近では5分前に戻せる。
高可用性
- マルチAZ配置を使用することでデータベースの高可用性を実現できる。
- レプリケーション、フェイルオーバーはRDSの機能によって自動的に行われる。
Amazon Auroraの概要
- RDSではAmazon Aurora、MariaDB、MySQL、Oracle、PostgreSQL、Microsoft SQL Serverの6種類のデータベースから選択できる。
- オンプレミス環境ですでに利用しているデータベースが上記に含まれてるのであれば、アプリケーションの改修をしないでAWSにシステムを移行することができる。
- Amazon Auroraは、AWSがクラウドに最適化して再設計したリレーショナルデータベースエンジン。
- Amazon Auroraは、MySQL、PostgreSQLのデータモデルをサポートしている。MySQLまたはPostgreSQLで動いているアプリケーションはAuroraでそのまま動かすことができる。
Amazon Auroraを利用する主なメリット
- バックアップが非常に強固
- スタンバイにアクセスできる(リードレプリカがマスター昇格する)
- リードレプリカは15個作成できる
- RDS MySQLに比べて5倍の性能
- ディスク影響を見込みで確保しなくても自動で増加する
DMS
- オンプレミスからAWS、またはAWSからAWSへデータベースの移行をする場合、従来のやり方ではリスクも時間も多くかかる。AWSでこの課題を解決するために用意されているサービスがDMS(AWS Database Migration Service)。
- DMSによりオンプレミスからAWSへの継続的なデータ移行を行い、システムのダウンタイムを最小限にできる。
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