サーバ

【AWSによる仮想サーバ構築1】VPCとルーティングの設定方法

AWSのコンピューティングサービスであるEC2を起動してSSH接続するまでの手順について以下2部構成でご説明します。

○ 前半:ネットワーク構築 ← 当記事はこちら
○ 後半:仮想サーバ構築

■ 事前準備

AWSサービスを利用するためにはアカウントを作成する必要があります。アカウントをお持ちでない方はこちらから登録しましょう。アカウントを作成したらAWSマネジメントコンソールにログインします。

VPCを作成する

AWSマネジメントコンソールにログインしたら、画面左上の[サービス]の中から[VPC]を選択します。

次にリージョンを選択します。日本にお住まいであれば【アジア・パシフィック(東京) [ap-northeast-1]】で良いでしょう。

サイドナビゲーションから[VPC]を選択します。

[VPCを作成]を押下します。

以下のとおり入力します。

名前タグ:VPC領域
IPv4 CIDR ブロック:10.0.0.0/16
IPv6 CIDR ブロック:IPv6 CIDR ブロックなし

入力が完了したら、[VPCを作成]を押下します。これでVPCの作成は完了です。

VPCをサブネットに分割する

次にVPCをサブネットに分割します。今回はパブリックサブネット一つのみを作成します。

[サービス] > [VPC] > [サブネット]の順に選択します。

[サブネットの作成]を押下します。

以下のとおり入力します。

名前タグ:パブリックサブネット
VPC:VPC領域
アベイラビリティーゾーン:指定なし
IPv4 CIDR ブロック:10.0.1.0/24

[作成]を押下します。これでパブリックサブネットの作成は完了です。

インターネットゲートウェイを作成する

[VPC] > [インターネットゲートウェイ]の順に選択して、[インターネットゲートウェイの作成]を押下します。

[インターネットゲートウェイの作成]を押下します。

[VPCへアタッチ]を押下します。

使用可能なVPCから[VPC領域]を選択して、[インターネットゲートウェイのアタッチ]を押下します。

インターネットゲートウェイの作成は完了です。

ルートテーブルを設定する

次にルートテーブルを設定します。

[サービス] > [VPC] > [ルートテーブル]の順に選択して、[ルートテーブルの作成]を押下します。

以下のように入力して、[作成]を押下します。

名前タグ:パブリックルートテーブル
VPC:VPC領域

[パブリックルートテーブル]にチェックを入れて、[サブネットの関連付け] > [サブネットの関連付けの編集]の順に選択します。

[パブリックサブネット]にチェックを入れて、[保存]を押下します。

[VPC] > [ルートテーブル]の順に選択します。

[パブリックルートテーブル] > [ルート] の順に選択して、 [ルートの編集]の順に選択します。

以下のとおり入力して、[ルートの保存]を押下します。

送信先:0.0.0.0/0
ターゲット:igw-から始まる宛先

以上で、VPCとルーティングの設定は終わります。

ひきつづき、【サーバ構築】記事をご覧いただければと思います。