パッケージの説明
パッケージの概要はつぎのとおりです。
- Pug
- Sass
- Babel
- ESLint
- 51.2KB未満の画像ファイルはDataUrl形式で埋め込み
- ビルド時にURL関数の値を絶対URLに書き換え
- ビルド時にdistフォルダを自動クリーンアップ
- フォントのバンドル
ここにJSライブラリ(Vue.jsやjQueryなど)、CSSフレームワーク(UIkitやBootstrapなど)を組み合わせることでLPであれば十分に対応できると思います。
GitHubで公開していますので、よかったら使ってみてください。
https://github.com/hasaexp/frontpkg05
ファイルをダウンロードしたら、npm installコマンドでライブラリをインストールするだけで開発環境が構築できます。
npm installコマンドを実行するためには、Node.jsをパソコンにインストールする必要があります。僕の環境は以下です。
1 2 3 4 5 | $ node -v v8.11.4 $npm -v 6.4.1 |
パッケージの詳細
コマンド
npm run start
webpack-dev-server(ホットリロード機能付きの開発用サーバ)が起動します。コマンドを叩くとつぎのような画面が表示されます。


npm run build
公開用データをdistフォルダに生成します。コマンドをたたくとdistフォルダが生成されます。npm run buildコマンドを実行するとファイルの相対パスが絶対URL(http://www.example.com/)に書き換えられます。この設定は/webpack.production.jsの13行目に書いてあります。書き換えが不要であればコメントアウトしてください。また、利用する場合は、適宜URLを変更してください。


構成
パッケージの構成はつぎのとおりです。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 | .dist/ # 公開用データはここに生成される node_modules/ # npm install コマンドでインストールしたnpmパッケージを管理するディレクトリ src/ ├ css/ # webpackに処理されるアセットを格納するディレクトリ │ └ font.css # Webフォントの設定 ├ font/ # UIコンポーネント(単一ファイルコンポーネント) │ └ font.otf # Webフォントに使うフォントはここに格納 ├ images/ # imageデータはここに格納 │ └ nature01.jpg # 51.2KB以上の画像ファイルはビルド時にそのままdistにコピーされる │ └ nature02.jpg # 51.2KB未満の画像ファイルはDataUrl形式で埋め込まれる ├ js # JavaScriptファイルはここに格納 │ └ greeting.js # JavaScriptモジュール │ └ index.js # エントリーポイント └ sass # Sassファイルはここに格納 └ style.sass .babelrc # Babelの設定ファイル .eslintrc.json # ESLintの設定ファイル .gitignore # Git の管理に含めないファイルを指定するためのファイル package.json # npmのモジュール、タスク定義 package-lock.json # 依存パッケージが依存するパッケージのバージョン情報が変わる場合、package.jsonだけではnode_modulesを別環境で再現できなくなる。それを解決するためのファイル。基本、さわることはない。むずかしい(´*ω*`) README.md # プロジェクトのREADMEドキュメント webpack.base.js # webpackの基本設定 webpack.development.js # 開発時(npm run start)に使うwebpackの設定 webpack.product.js # 公開データ生成時(npm run build)に使うwebpack |
ファイルの説明をします。
/src/css/font.css
Webフォントの設定はここで行います。.sassファイルに設定するとローダーが機能せず処理がうまくいきません。すみません。解決方法がわかったら更新します。
/src/images/
画像ファイルはここに格納します。
- 51.2KB以上の画像ファイルはビルド時にそのままdistにコピーされます
- 51.2KB未満の画像ファイルはDataUrl形式で埋め込まれます
DataUrl形式とは……URLに直接、画像データや音声データを埋め込むためのフォーマットです。
/src/js/
JavaScriptファイルはここに格納します。index.jsがエントリーポイントです。このファイルにモジュール(.js、.sass、.cssなど)をインポートします。
/webpack.base.js
webpackの基本設定です。開発時(npm run start)、公開データ生成時(npm run build)の両方に関わる設定はここに書きます。
/webpack.development.js
開発時(npm run start)のwebpackの設定はここに書きます。
/webpack.product.js
公開データ生成時(npm run build)時のwebpackの設定はここに書きます。
npm run buildコマンドを実行するとファイルの相対パスが絶対URL(http://www.example.com/)に書き換えられます。この設定は/webpack.production.jsの13行目に書いてあります。書き換えが不要であればコメントアウトしてください。また、利用する場合は、適宜URLを変更してください。